インターホン(ネット非対応のパナソニックテレビドアホン)にLINE notifyを呟かせる
インターホン(ネット非対応)にLINE notifyを呟かせる パナソニックのインターホン(テレビドアホン)VL-MV39には録画機能があり、留守中に「誰かが来た」ことはわかるようになっているし、録画があるよという表示ランプもある。しかしそれは本体を見るまではわからない。そう、前時代の「留守番電話」みたいなもので「新着あり」表示が点灯しているのを見て初めて「ああ、誰か来たんだな」ということがわかるのである。今ならリアルタイムで外部からスマホで応答するようなものもあるかもしれないが、幸いにしてこの機種にはA接点出力がある。A接点というのはリレーで言うところの「コイルに電流を流すとON状態となる端子」のことで、つまり玄関子機から呼び出し中(ピンポーンとボタンを押したとき)にONになるスイッチのことだ。取説には「光るチャイム、メロディサイン、警報ランプ付ブザー、回転灯」がA接点出力に接続可能な機器として挙げられている。 要するに連動してスイッチをONに出来る機器の一例であって、使用例としては代表的なモノであろう(光るチャイムや回転灯などはおそらく耳が不自由な方のための呼出ツールであることは容易に想像がつくし、メロディサインなどは既存の呼鈴に連動させたい場合などだろう)。これをうまく使えないか。単なるスイッチなので「何かを連動させる」のに都合がいい。そこで、安価にネット対応にでもするのが賢い使い方ではなかろうかと考えた。といっても、一方通行なのであって完全にhackできるわけではないが「誰かが来た」というのはリアルタイムにどこにいても確認できるわけで、それだけでも防犯的にも良いと思う。もっとも簡単なのはこのA接点出力のONを検知して自宅のWi-Fiを経由してネットに飛ばして自分のスマホ宛に通知する、という手段であるから、これを実現するのに一番簡易で安いESP32を使うことにする。 ESP32の(ちょっともったいない使い方ではあるが)GPIOの1ポートをA接点出力につないで常時監視し、ONになったらLINE notifyを飛ばすというのが一番簡単である。GPIO13を常時監視してON(LOW)になったらLINE notifyに送信するだけ、基本中の基本でスケッチを作成。ハードウェアの方はどうするか。あまり外にゴテゴテと基板剥き出しにするのはカッコ悪いし。インターホンはというとこのように壁付けになっているので、まずはこれを外す(電線直結型なので電気工事士の資格が必要)。 奥にはボックスがあるが、このスペースだけでは足りないので露出型のボックスを追加することにした。用意したのはマサル工業のSFBF12だが寸法的に似たようなものなら他のメーカーの同系統のもので良いと思う。この背中の部分をすべてノックアウトしてただの箱として使う。 外したインターホンにはVVFで配線を少し付けておく。 そして本来の電気配線との間にコンセントを一つ付けておき、ここからiPhone純正の小型のUSB電源を得るのだ。インターホン内部から改造して5Vを得ることも考えたがとりあえず容易に元に戻せるようにしておくのが良いと考えた。インターホンの配線には4芯線のうち赤と白が使われていた、青と黒の2芯は未使用。 A接点出力にESP32のGPIO13とGNDを接続する。 そしてバラック状態で動作を確認し、問題無ければこの追加した箱の中にこれらをインストールする。当然のことだがESP32はショートしないように工夫する。USBケーブルも短いのがあると邪魔にならなくて良い。 これが(Before)、 こうなった(After)。 正面から見ればそんなに気にならないし、いろいろと剥き出しより全然スマートである。 この状態で玄関子機のボタンを押すと、 このようにLINE通知が来る。留守中でも「誰かが来た」ことはわかるのである。誰かが来たことがあらかじめわかっていれば帰宅してから本体の録画をチェックすればいい(何も無いとそもそもそれすら気がつかないのでその点は進化)。