初級システムアドミニストレータ試験

初級シスアドの合格証書が届いた、ということでやっと自分の合格を信用した(笑)。これで経緯をまとめられる。今まで資格試験なんて全く興味が無かったわけだが(公的資格なんて運転免許を取ったのが最後だろう)、そういうものがあるとは知っていても、漠然と意識したのが第二種情報処理技術者試験が無くなって制度が改訂された頃だから、平成13年つまり2001年か。 この年から現住所に住み始めたわけで、つまり家を建ててマーチを買い、これから始まる生活のナンダノカンダノ、で全然落ち着くわけがない。その一方で景気もその頃はどん底だった。公私共に、雰囲気的にそれどころじゃなかった。で、本格的に雰囲気が変わったのが昨秋だ。会社で取引のある、とある商社の人と名刺を交換した時に「初級システムアドミニストレータ」と肩書きがあった。これで火が点いた。なんだこれは、と(笑)。「名刺に入れるほどの資格なのか」(失礼)と、内心思った。取ってやろうと思ったのはこのときである。 確かに自分は(自分で言うのもナニだが)「パソコンに詳しい人」でしかない。が、それを他人との比較論で、つまり相対的にしか語れないとしたら、やっぱりそれはただの「(ある程度)詳しい人」にしか過ぎない。自称ではなく、絶対的価値、客観的に証明、とまではいかなくても裏打ちできるものは無いか、そうか、初級シスアドはそれにちょうどいいのだ。スキル基準を見れば、業務改善、ネットワークの設計、その運用と運用支援と管理、データの活用、セキュリティ・・・まさにいつもやっている仕事の範囲内とも言える。別に情報システム部門にいるわけでもない、会社に取れといわれたのでもない、取ったところでどうにもならない。が、かなりの自己満足にはなる。自己満足でやってきたことを国が証明してくれるのならそれに越したことは無いではないか。 しかしいざ過去問を解いてみると、合格レベルには遠かった。初級っていう名前の響きが悪い。全然初級じゃない部分もある、というか、守備範囲が広過ぎるのだ。「情報処理」という雰囲気から程遠い分野の問題まである。やはり勉強しないと取れない(国家試験を舐めるなよ)、特に基礎知識を試される午前はいいが、問題は午後の試験だ。全然時間が足りない。読解力と計算力を試されている。つまり国語と算数である。そして全くわかっていないSQLや、分析だの、統計だの、経営・・・全くノータッチな分野。これは本当にやる気にならないと取れないぞと思った。そして本当に受けるんだという自分に対するプレッシャーのかけ方だ。「こんなもんいつでも取れるだろう」と思っていては絶対に取れない。 参考書を春に買って、受験申し込みはネットでやった。クレジットカードがあれば受験料も決済できる。夏から勉強して、試験前一ヶ月からは過去問題をひたすらやった。SQLに関してはラッキーなことに仕事でMySQLを使う機会があって、実際に触ることが出来たので理解できた。表計算の問題も実際にスプレッドシートに打ち込んでみれば理解が早い。しかし全く「いけるんじゃないか」というレベルには来なかったので、今年の秋期試験は「何点取れるか」を見るために受けようと思った。

附高10/15に秋田経済法科大学附属高校に受験に向かった。ものすごく天気がいい日だった。奥さんに弁当を作ってもらって、送ってもらった。この周辺にはコンビニも無いし、食堂も無い。「会場についたらまずトイレ」というのが基本である(笑)。しかし、この高校のトイレのドアは変だった。西部劇のバーのドアみたいになっているのだ。会場の教室に入ると、受験票にある受験番号を元に座席を探す。

座席票 座席には座席票が置いてあった。それにしても高校の机って狭いな。椅子も小さい。ケツ痛ぇし。午前は20分残して退席、天気がいいので昼飯は外(グランドの土手)で食べた。トイレに行ってぼーっとしてるとすぐ午後試験の時間だ。直前にまたトイレに行く。近いのではなく、トイレに行く余裕なんて無いからだ。過去問をやってみて「午後は途中退席なんてできるはず無い」とわかっていた。二時間半もトイレを我慢して集中できる自信が無いので何度でも行くべきである。で、午後は残り5分でもまだ10ヶ所くらい回答を残していた。もちろん埋めたけれど、あぁ、午後はダメだったな、という印象しか残らなかった。ネットに回答が出てから答え合わせをしてみたが、午前はまぁまぁ大丈夫だろうけれど午後はギリギリ落ちたかも、というところだ。配点の具合でどうにかなるかもしれないがまずダメだろうと思っていた。

合格証書 しかし、フタを開けてみると合格していたというわけだ。配点の具合が運が良かったのかもしれない。まぁ、受かってしまえば満点で合格しようがギリだろうが、同じである。めでたしめでたし。合格のコツ、それはとにかく過去問をやることと、どんどん解くこと。わからないやつは後回しにしてどんどん埋めること。もちろん最後は当てずっぽうでも全部埋めることだ。 情報処理技術者の試験の中で一番難易度は低いとは言われるが、やたらとたくさんの人が受けるからだろう、合格率は3割前後と低い。コンピュータのことだけ知ってればいいというわけでもなく(E-R図だのDFDだの減価償却だの)逆にいえば全くPCを触ったことが無い人でもきちんと勉強すれば合格できるこの資格。勉強はあんまり好きではないし、取らなきゃならんモノでもない。全く趣味と自分の意志(意地?)で受けたのだが、受かると気分がいいのは間違いない。