ストック(スキーポール)のグリップ交換
30年くらい前に使っていたMIZUNOのストックと、20年くらい前に使っていたROSSIGNOLのストックが実家にあった。どちらもアルミ製でポール自体は何とも無いが、グリップが加水分解でベトベトに溶けている。
普通なら捨てるところだけれど、グリップさえ交換できればまだ使えるし、MIZUNOは特にスキーから撤退して久しいので使えたらなんか嬉しい。
ストラップを止めているネジを外してお湯に漬ければ抜けるらしいことはわかったが、特に熱湯じゃなくてもいいらしいので風呂に入れてみた。
力を入れて抜くと外れた。ベットベトのネットネト。
問題はここからで、合うグリップがあるのかどうかだ。そもそもMIZUNOはこの業界から撤退している。ロシニョールはまだ出してはいるがカーボンとか高いやつしかない。アルミ製に至っては一種類しかなくしかも「三角柱の形状をしたアルミニウム・ポール」などと書いてあるので合うわけがない。つまり後継品は無いと言っていい。
で、現在、ストックを出しているブランドそのものが極端に少ない。国産メーカーに至ってはシナノとキザキが二大メーカーで、ここがたいていのブランドのOEM元でもある。例えば国産スキーの雄、小賀坂を見ると、グリップ形状から言ってシナノのモノを使っていることがわかるし、ポール自体もシナノ製だと思われる。というわけでまずはシナノから調べることにしたが、このミズノとロシニョールのポール径はφ18である。φ18に合うグリップはPG‐33(競技用)と、PG‐44Wだけ。イマドキのカタチがそうなのかもしれないが、下に鍔がないのであまり好きじゃ無い。対するキザキはどうか。結構種類がある。φ18用で5種類あり、一番安いのは税別千円のKG-06、仮に失敗でも(付かなくても)痛い金額では無い。早速メーカーに問い合わせてみると「在庫はある、但し弊社から買うと送料がかかるのでお近くのスポーツ店から注文すると良い」とアドバイス。某大型スポーツ店に電話をして「キザキのストックの取り扱いがあるか」を聞き、部品注文が可能かを確認して「KG-06」を発注してみた。しかしメーカーから電話があり「実は在庫がなかった、大変申し訳ない、在庫があるといい、スポーツ店に発注までさせてしまったことについてお詫びしたい」ということである。それはまぁ、仕方ない。「再生産の見込みは?」と聞くと成型品だから納期が未定である、とのこと。その事情も理解する。でもグリップは欲しい、困ったな、と思っていたら「似た形状のKG-SGなら在庫がある。但しこれは1500円なので、これを税別千円で提供させていただきたい。しかしスポーツ店に今回のみ千円では出せないのでこちらに直接送金いただければ送料は弊社が負担して発送します」というありがたい提案をいただいた。じゃあ二組分、2160円を振込しますがそれで良いですかというと、早速クロネコヤマトで発送してくれた。
届いたKG-SG。Victoriaという刻印が入っているのでヴィクトリアスポーツのスキーセット向け?まぁ、使えればいい。お湯に浸けて柔らかくしてから挿入。
ロシニョール、色も違和感なく(むしろ前の緑よりこっちの方がいい)、ぴったり入った。
ミズノは透明から黒なのでマークが消えてしまってちょっと残念だが、まぁこれはこれでアリだな。これでまたこのストックは使えるようになった。モノは大事にしたい。もし使えなくなってもキザキのストックを買おうと思う。