井川の土産メンパ最中てしゃまんく

奥大井ともいわれる静岡市葵区井川。義父がここの出自であるが、その親戚がお茶や椎茸の栽培、或いは猪狩りや鹿狩りをやる(義父も猟師である)ため、特産物とされるモノはだいたい入手できる。秋田に親戚がほとんどいないので秋田に住みながらマタギには縁遠いわけだが、奥さんの系統は秋田で言えばほとんどマタギみたいなものである(笑)。訪ねた際に熊の肉でさえ食べたことがあるが、なかなか美味い。秋田市にいては熊肉などなかなかありつけない。我が家の玄関には義父が獲った鹿の頭骨、角がある。息子が生まれた年に獲ったもので、記念に飾ってあるのだ。機会があれば乙種狩猟免許について勉強したいと思うくらいで。 で、お土産には日持ちのするお茶や干し椎茸をいただくことが多い。もちろん美味しいし、大変ありがたい。が、どちらも少量に分けるのは困難である。例えば隣近所や職場の仲間にお土産を、となるとこれがなかなか難しい。静岡といえばうなぎパイなどが有名であり、何度か買って帰っている。しかし浜名に行ったわけではないのだ、井川のお菓子って何かあるのか?と、その名も「メンパ最中・てしゃまんく」である。

6個入り 6個入り700円、12個入り1400円。これが非常にうまいのだが、なかなか入手できないのだ。前回訪ねた際も「作ってない」とつれなく言われ、今回も行ったら「お盆用に詰めていたところだが、現状これしかない」と言われ、6個入り5箱と12個入り1箱、全て買い占めてしまった。店の主人に言わせるとこれはイレギュラーな売れ方であり、つまり、お盆にそれだけあれば在庫としては十分だろう、という分を全て筆者が買ってしまったわけだから、大変な騒ぎなのである(笑)。 つまり完全手作業による手作りのため量産が出来ないばかりか、作業しているのが店の主人(オジサン一人)なので、元々相当レアなのである。言い方を換えれば積極的に売る気が無いとも言う(笑)。大井川鉄道の井川駅の売店に売ってるのを見たことがあるが、それ以外には知らない。おそらく店舗の直売と、井川の旅館の売店に多少はあるかもしれない。が、日持ちするわけでもない。賞味期限は一週間だ。だから量産しても完売できるかどうかというのはきわめて難しいのだろう。この調子では安定した供給などというのは望むべくもなく、次回行ったときにはまた入手が困難であることも容易に想像できるので、ここに覚書として記録するものである。

てしゃまんく てしゃまんくとは力持ちのことで、まぁ、昔話的に井川に伝わる伝説の男のようである。詳細は「てしゃまんく」で検索するとある程度引っかかる。

メンパ最中1 で、井川にはメンパと呼ばれる檜と桜の皮で出来た特産の弁当箱があるのだが、これまた実に秋田のまげわっぱと樺細工の関係に似ている。これはその形を模した最中なのである。

メンパ最中2 中には求肥が入り、あんこがぎっしりで実にうまいのだ。写真撮ろうとした段階では求肥が綺麗に出てこなかったけどね。入手したい場合は静岡市葵区井川672-2丸七製菓舗に事前に連絡した方が確実だと思われる。何しろ在庫はないし、積極的に作ってもいないのだから(笑)。