昆布塩
我が家の塩は昆布塩か藻塩。昆布塩/藻塩を知ってから、精製塩を食べたくなくなった。あれは塩化ナトリウムであって塩ではない。この塩の味を覚えると、あんな無機的な味のものは食べたくない、まるで化学調味料なのだ。この日に買った昆布塩の在庫が無くなってしまったと言う。じゃあ、新潟県まで買いに行こう、というわけで笹川流れまでドライブ。
ひとまず道の駅象潟にて岩牡蠣を食べる。象潟の牡蠣は今が旬だ。1個550円、特大。
次に立ち寄ったのは庄内観光物産館。ここは大変大好きなスポットで、ネット店舗は使ったことは無いが、実店舗は今まで何度か利用している。山形庄内の物産のありとあらゆるものがここにあると思う。昼飯をここで。ブリカマ焼き定食、1500円。ブリのカマは非常に巨大で通常の焼き魚で言えば3匹分もあろうかという食べ応えがある。脂が乗っていて非常にうまい。
奥さんは特選海鮮丼。1600円。良いです。このあたりから激しい雨天になる。ここからR7を南下して一気に山形/新潟県境を越える。
塩工房
するとまもなく海岸沿いに薪を炊いて海水を煮詰め、塩を作っている小屋が見えてくる。旧山北町、現村上市に入って急に出現するから不思議である。その様相はまさに工房なのだが、一箇所洒落た喫茶店を併設しているところがあり、立ち寄ってコーヒーを注文。
ここで売っている藻塩は実に濃い色をしている。一番濃いかもしれない。
この塩は白い。ただ、甘いと言うか、えも言われぬ旨味がある。この店の近傍に昆布塩の吉野屋さんがあったはずなのだが、無い。おかしいなあ、ともうしばらく走る。
道の駅夕日会館にて訪ねると、中浜に移転したと言う。中浜ってどこですか?と訊くと、山形県境に近い方だと言う。おや、通り過ぎたのか。はて・・。
道の駅で入手した元祖藻塩。製造元の住所はその中浜とある。そういえば、今回は寄らなかったが前回寄ったミネラル工房さんの向かい辺りにあったような。じゃあ戻ってみるかぁ、と戻る。
ありました、吉野屋さん。移転していたなんて知らなかったし。ひっそりとしていて閉店?あれま、カギがかかっているなぁ、残念。休みか?と思ったら奥から店主登場。
塩?いくつ?何塩?昆布?とぶっきらぼうなやり取りがあった後、秋田から来たんです、と言うといきなりフレンドリーに。みんな移転したって知らないからさぁ、大変なんだよ、とか。元々はここだったらしいのだが、一旦笹川流れに移転してまた戻ったとかで。理由までは聞かなかったが、昆布塩を3つゲット出来た。また来ますよ。
ここの昆布塩は絶品である。もちろん藻塩も大変旨いが、昆布の旨味が凝縮されたこの塩は他に無いのである。何が良いか、例えばきゅうりに振り掛けるとそれだけで漬物のような味になるし、おにぎりを握ってもぜんぜん違う。格別なのだ。天ぷらや刺身も塩で食うと素材の味が際立つ。最近のお気に入りは焼肉だ。焼肉のたれなんてあんなもん駄目だ、と思えるような旨さなのである。焼いた肉にこの昆布塩を少し振り、わさびを乗せて食べる。こりゃたまらんのである。もちろん藻塩でも同様に旨いですよ。でも昆布塩の方が好きなんだよな。
この岩船麩も忘れてはならない。つるっとしたのど越し、大変旨いのだ。我が家ではすき焼きに使用している。
帰路は豪雨であった。止まない雨、こりゃー新城川氾濫してるぜ、なんて話をしながら帰るとそれが現実のものとなるのであった。
松風亭
19時頃に松風亭に差し掛かったので、ここで晩飯とする。クルマを降りるのも大変なくらいの雨。ここはなぜか「東京錦糸町の味」などという看板を掲げており(江戸っ子の奥さん曰く錦糸町は特にラーメンで有名なわけでもないしなぁ)、しかもメインはスタミナ味噌ラーメンであって、味噌と言えば東京ラーメンには程遠いイメージである。 ではしょうゆはどうかと言うと大連ラーメンと十勝ラーメンと言うのがあって、札幌よりこれまた遠いのである。大連に至っては異国でさえある。何が錦糸町なのか全く意味はわからない。しかも店内には天狗の巨大な面やら鹿や熊の剥製、訳のわからない骨董品が並んでおり、2歳の息子は怯えてしまって「とわい、とわい(注・怖い、の意)」を連発。
だけどねぇ、これ、旨いんです。800円。味噌と言ってもにんにくがやや利いた甘味があって、挽き肉と野菜、特にもやしがたっぷり。一つはチャーシュー入り(1050円)にしてみました。親子3人で2杯を分けて食って帰宅。帰宅すると新城川の水位が2mを超えているという。やれやれ、こりゃ下の地域は避難勧告だな(我が家は高台にある)。