連休前の秋の夜長
昨日負けた巨人は足踏みかと思いきや、阪神がこけて予想外に早く優勝。雨は降っているし、奥さんは夜勤明けで早く寝ている。暇つぶしに長らく懸念材料として温存していた真空管ラジオの修理をすることにした。
5球(或いはマジックアイを加えた6球)スーパーといえば昭和40年代までは家庭用ラジオの代名詞である。かつてゴミ捨て場には真空管ラジオがよく捨ててあったものだが(笑)ゼネラルだのクラウンだの「二流品」(失敬・でも事実)は決まって程度が悪く(キャビネットがぽろぽろでツマミが無かったり)まさにゴミで拾ってくる気にもならなかった。
これはナショナルEA-700というもので、中学生の頃に実家の近所のゴミ捨て場で拾ったものである。これは外装の程度が良く、ツマミもコンプリートで2スピーカーのHiFi仕様というのがポイントだった。また、松下製というのも「そそる」ブランドであったと言える。ただ、一見してわかったのは糸掛けダイヤルの糸がはずれ(或いは切れ)ていたということであった。部品は真空管はもちろん、抵抗・コンデンサからスピーカーに至るまで松下製。古き良き時代の「明るいナショナル」である。
修理といっても鳴るには鳴るのだ。但し音質モードがナローのときに限り、ワイドにした途端にヒューズが飛ぶという状態であった。そのまま原因追究もせずに放っておいたのであるが、少しやる気が出たので半田ごてを持つことにした。仕事以外で半田を使うなんて久し振りのことだ。原因はなんだろう、音質切り替えのコンデンサが飛んでショートしたか、或いはロータリースイッチが・・と思ったのは杞憂で、裏蓋を開けた瞬間に唖然とした。電線の被覆がボロボロである。こりゃショートもするわけだよ。
6BD6-6BA6-6AV6-6AR5-6X4+6ZE1というオーソドックスな5球スーパー+マジックアイである。電線の交換は終了、万が一これで鳴らなくなっても回路図があるから何とかなるさ。糸掛けダイヤルも糸の掛け方説明書がご丁寧にキャビネットの裏に貼ってある。いい時代である。とりあえず手持ちのタコ糸でうまくバリコンが回ったので指針を取り付け、大まかに周波数表示を合わせた。
音質がワイドでもガンガン鳴る。HiFiである(笑)。これで「ラジオ体操目覚まし」にしようとこれまた懐かしいナショナル製のオーディオタイマーを接続、06:30にNHK第一が鳴るようにセットした。松下電器産業がパナソニックになった現在であるが、我が家にはパナソニック製品は乾電池以外に無く「ナショナル製品」もこの2つだけである。というわけで23:09修理完了(笑)。マジックアイも怪しく緑に光る。AC電圧を三和のデジタルテスタで測ると104Vを示すのでヒューズ位置を110Vにしておいた。ハム音も無く、コンデンサは死んでない模様。ヒューズホルダは安全のため交換したいところ。