考えるも何も

エクストレイルのフルモデルチェンジの案内に続きのってカンガルーなるDMが来た。「気になるクルマには、まず乗ってみてください」とはいえ、気になるクルマが無いんだからなぁ。どれどれ、と改めて全車一覧を見てみると、いつの間にかサファリが消えてる!日産最後の砦、フルラインナップの良心、パトロール以来の伝統が潰えたのか。どうやら6月で受注終了らしかった。とはいえ、他国ではまだ売っているのだ。嗚呼、やっぱり日産は日本市場を見捨てたのである。日本での発売車種はムラーノ、エクストレイル、デュアリス、全部FFベースである。例えば同じ右ハンドル国であるオーストラリアでは、ムラーノ、エクストレイルの他、パトロール(サファリ)、パスファインダー(テラノの系譜)、ナバラ(ダットラの系譜)とあるのに、日本からは消し去ってしまった。 日本にそんな車は必要無いと判断するのは勝手だが、買うのは我々。客が判断することだ。舐めてんじゃないよ。作らない、ならわかるが、作っているなら売ってもいいと思うし。「のってカンガルー」じゃなくてさ・・・こんなこと、てめーらがカンガルーことだろ。そりゃぁ、サファリは数台しか売れないこともあっただろうが、それが欲しい人も確実にいるわけだしさ。あの豪雪でこの町内で動けたクルマは我が家のミストラル、向かいのY60サファリ、そして一本隣の通りのランクル80だった。FFベースの4WDはことごとく討死だった。縦置きエンジンFRベースの、直結4Lowモードを持つクルマだけが動けたのである。そういうクルマだから買う、という層を確実に失っていることに気が付くこともなく、ミストラルやテラノはおろか、サファリまで辞めるか。こりゃ完全にダメだなー。 さて。FFベースで4Lowが無い(って時点でどうでもいい)エクストレイルを見てみよう。HIDやフォグランプが全車オプション。今時、最高グレードでもハロゲンライトかよ・・・それだけで萎える。そしてHIDとフォグを付けるとプラス95000円!!げげー、売る気あるのか。新登場で10万円も値下げするわけないよね。つまり単純に10万円上乗せっすよ。そんな売り方してるから日産車売れないんだって・・・。車両価格そんなに安いスタート設定でもないのにさ。で、インテリジェントキーもイモビライザーも全車オプション。ヒーターミラーも寒冷地仕様のみ。で、低グレードな20Sはプライバシーガラスもオプションだし。これらは全てエスクードは「標準装備」なんだよね。オーディオレスで4スピーカー、エスクードは6スピーカーだし。やれやれ、後発なのに装備ダメダメじゃん。もちろんヒートシーターは無いしさ(笑)。デュアリスがイマイチと思ったのも束の間、新型エクストレイルもどうやら装備面はイマイチだなぁ。洗える内装ってやつがドンだけアドバンテージあるのか知らんが、そこに魅力を見出せない限り買う理由がイマイチ見当たらない。やっぱりエスクードってかなり安い(笑)。 センターメーターを廃したのも今にして思えば解せない。導入した真の理由は左右ハンドル車の生産を容易にするためのコストダウンだったにも関わらず、視認性がどうのこうの、視線移動が少ないなど「こじつけ」の理由をあれほど述べておきながら、プリメーラ、プレサージュに続いて普通のメーターに戻してしまった。つまりメーカーが「負け」を認めたってことになる。そうではなかった、ということになっちゃったわけでしょ。でも初代エクストレイルはモデル末期までコンスタントに売れたんだから、そこはあえてセンターメーターにこだわっても良かったようにも思うのである。つまり逆に言えばそれが売りであって、それがエクストレイルたる部分であった、つまり個性を捨ててしまったら「他でもいいじゃん」的な要素を増やしてしまうし、デュアリスとの明確な差異が減ってしまうではないか。スタイルはキープコンセプトなのに、そこは変えちゃうってのがチグハグな印象。 スペック的にも特に「おっ」と思うところも無いし。初代エクストレイルユーザーが挙って買い換えたくなるような感じがしないんだな。各部は確かにリファインされてて、いい感じにはなってんだけどね。インパクトがない。新型?あ、そうなの?ってところだろう。