加湿器で気になったこと
加湿器を初めて買ったのは2003年のこと。その頃いわゆるスチーム式(ヒーターで水を熱して蒸気が出るタイプ)が「定番」だったのに対して日立がハイブリッド式というのを出して、それを買った。ハイブリッド式とはヒーターと気化を併用するタイプ。スチーム式は500W前後の消費電力に対して日立のそれは154Wという、当時圧倒的にエコだったのである。多分、日立の家電製品で唯一我が家にあるモノだと思う。SVF-H55Dという型番だ。 ところが先日、加湿器を電器店に見に行ったところ日立は加湿器から撤退してしまったのか、全く日立の製品を見かけないのだ。目立ったのは三菱電機、シャープ、サンヨー。この3社は2003年当時も目立っていたが、日立の加湿器は残念ながら「定番」にはなれなかったのか。しかし、である。妙なものを見てしまった。コロナの加湿器だ。我が家はコロナのFFヒーターを使っているからコロナ自体がどうのこうのというわけではない。自分が使っている日立の加湿器と全く同じ形のUF-H506Rという加湿器を見たからである。これが日立製なら何の疑いもなく「ああ、まだ売ってたんだ」と思うところだが、ブランドも型番も全く違うメーカーから色こそ違うけれど同じモノが出ているとなると「あれ、OEM?」と考える。で、家に帰って調べてみたら「9月発売予定」とか書いてあるし。新製品かよ・・・でも消費電力は154Wで全く同じモノっぽいんだけど。 考えたのは、日立が撤退して製造販売権をコロナに譲渡した、といったところか。どっちにしろ同じモノっぽいので、交換フィルタがコロナから継続して調達できそうなので少し安心した(確かめていないけれど多分合うはず)。当時からOEMだったのかもしれないけど、コロナは暖房器メーカーだから多分違う。やはり、日立とコロナの間で何か取引があったと考えるのが自然。 で、今回買ったのはなぜ三菱かというと消費電力が20Wとこれまたずば抜けてエコだったからである。何でこんなに低いのかと思ったら完全に気化式なのだそうだ。つまり原理は冷風扇と同じで、冷たい湿気を含んだ風が出る方式。まぁ、火傷をしなくて済むからいいんじゃないかな。加湿能力は十分だし、エコなのはいいことだ。この加湿器SV-KK605は2005年式だが、今年店頭にあったのはSV-KK606で、スペックも変わらない。ネットで見る限りは何が違うのか、正直よくわからないが昨年の売れ残りということで、価格だけは5000円安かった。おそらく毎年こんなことをしているのだ、日立のだってメーカーこそ変わったが、中身は同じで色が変わっただけなのだから。というわけで「最後の一台」の在庫だったSV-KK605を買ったというわけ。 加湿器業界もいろいろあるようだ。