プラグレンチ借りに行ってもいいすか、という電話が来たのは21時頃か。J氏のクルマがどうも不調のようだ。プラグレンチくらい持っておけと言いたいところだが、探しても見つからないらしい。氏のクルマは以前デンソーのイリジウムに交換し、ウルトラのコードに変えてあるのだが、そういえばそのときも一本死んだようになって不調を訴え、プラグを換えてもダメならコードだということで純正からウルトラに換えろという事で換えたら直ったという経緯があったが、今回は見た目にプラグコードが浮いてぐらぐらしているというので外れかけているか折れたのか。
近所だしコンビニにも行く用があるから持ってってやるよと。昨今のクルマのプラグ、特にDOHCは奥まったところにあるのでそれなりのプラグレンチでないと取ることが出来ない。KTCのを持っているが、これはマグネット付きで磁力でプラグを保持できるタイプだ。着くと、とりあえずプラグを外す段までは進んでいたので、早速プラグコードを抜いてみると先端の電極が無い。なんとプラグコードに付いて来てしまっている。抜けてしまった?プラグ側のネジ山はしっかりあるが・・・。何とかしてラジオペンチで抜き取ると、電極がボロボロになっていてネジ溝がなくなっている。どうやら緩んでガタガタになったか。第一の原因はこれだろうが何故こんなところが緩む?
続いてプラグを外そうとすると何の手応えも無く緩んだという。外してみるとプラグは真っ黒。まぁ、火が付いていなかったのだからそんなもんだろうけど。つまり、緩んでいたということは圧縮できなかったというわけだ。その排圧がエキマニに行かずプラグホールから出て、それがプラグコードを押し上げ、それを繰り返すうちにプラグキャップの電極が上下に揺すられてネジ部が磨耗し、外れかかった、というのが自分の推理。
前に付けていたプラグから電極を外してねじ込み、プラグを露出したままネジ部にアースを取ってセルを回すと火花が飛んだのでその他の点火系に異状は無く、コードもプラグも生きていたことを確認し、元に戻す。無事にエンジン始動。やれやれ。ま、そういうこともある。馬鹿に締めても傷めるし、緩いとエンジンが不調になる。プラグのトルク管理は難しい。