西新井大師にバスで行く。東武バスは210円である。都バスより10円高い。そんなことは知らないし(笑)。10円玉があって焦らず済んだ。前払い制だが、統一料金だからそれは問題ない。秋田のバスは先乗り後払いが基本だから、小銭をあらかじめ用意するという習慣が無いのだ。
さて、西新井大師に着くとそこはとてつもなく混んでいた。いわゆる東京の初詣、という感じがする。秋田の初詣には露店が並ぶことは無いのだが、お祭の如く露店が並び、あちこちからいいにおいがする。これがデフォルトだというが、自分には違和感がある。
寺社だから拍手を打つことなくお参り。帰路の安全を期して交通安全のお守りを求め、それからおみくじを引くと生まれて初めての凶だった。これもまたいい経験だ。何事も気をつけろと言う暗示と受け取る。確かに現在余りいい運気ではないのだ。凶はいずれ吉が来るだろうからじっと耐えるべきだ。ウワサでは、初詣の場合吉寄りのくじが多めに入れてある事が多く凶は抜いてあることもある、などという話を聞いたことがあるが、それでも引いたと言うことは滅多に無いことであり、ある意味強運なのかもしれない、と言うことにしておこう。
大師前駅はやたらとでかい。アレだけでかい無人駅も無かろう。西新井駅と大師前駅を結ぶだけのわずか1.1kmの一区間のための駅だ。しかも単線のくせに高架という金の掛けようだ。この路線はかつて東武本線と東武東上線を接続しようとして計画されたものの戦争の影響で建設中止となった、東武西板線(西新井駅〜上板橋駅)の計画の名残の言わば盲腸線であり、2両編成の電車が西新井と大師前を行ったり来たりするだけなのである。
そんな大師前のお好み焼き屋に入り、江戸っ子らしくもんじゃを頼んで生ビールを飲んだ。自分は江戸っ子ではないからもんじゃ焼きと言うものに対してそれほど愛着は無いし、それはお好み焼きとどう違うのか良くわからない程度の認識だったが、あるときうちの奥さんに正しいもんじゃと言うものを教えてもらってからはある程度その内容についてわかるようにはなった。個人的にはお好み焼きに比べて腹の足しにならないのであまり好みではないが、ビールのつまみとしてはこれは最高である。カレー味のもんじゃはかなりうまい。酔った気がした(昼酒は効くのだ)のでウーロン茶を頼んだらウーロンハイが来た。損したような得したような気分だったが、正月と言うことで飲んだ。伝票はウーロン茶のままだったのでおそらく得したはずだ。凶なのにいいことがあった。おみくじなんてしょせんはそんなもんだ。
外に出ると寒い。酔いはすぐに冷めた。バスカードを買って、帰りはバスカードを通して帰った。明日も使うからこれでいいのだ。帰って少しTVを見て、しばらくたってから晩御飯となった。すき焼きだというのでかなり満足した。正月である。でも酒は飲まなかった。夜にクルマで出かけようと思っていたからだ。それは最近色々と事件があるドン・キホーテである。
近所に足立梅島店があるので夜な夜なそこに出かけた。ミネラルウォーターとペットボトル入りのお茶を頼まれていたのでそれをまずは箱で買って、それから店内をぐるっと回った。警備員は多く配置され、至る所に消火器がある。なかなか物々しい。やたらと店員も多い。スプレー缶の類はなくなっていたし、エンジンオイル、ライターガスなども一切無かった。ある意味二度目の後だからかなり安全な店内だった。いろいろと買い物をして、首都高速に意味無く乗ってC1を内回りしてから湾岸に抜けて今度は逆に回って2005の電飾を施した東京タワーを見てからC2を回って扇大橋から帰った。回数券はもう使えないと書いてあったが、正月だからイイよと通してくれた。ETCカードは持っているので、そろそろ車載機を買う時期が来たのかもしれない、と、そのとき初めて意識した。これが2005年の元旦である。